次世代型へと進化したMY2025 TC 85を発表
新型フレーム、改良型エンジンの他、様々なテクニカルアップデートを実施
KTM Japan株式会社(ハスクバーナ・モーターサイクルズ・ジャパン、代表: オリバー・ゴーリング) は、次世代型へと進化したMY2025 TC 85を発表いたします。
競技向けの新型TC 85は、ハンドリングと安定性を大幅に向上させたまったく新しいシャシーを中心に構築され、改良されたエンジンにより低中速域のパワーが向上しています。ヤングライダーのライディングエクスペリエンスを向上させるために導入されたその他のコンポーネントには、新しい WP製ショック、スイングアーム、エルゴノミクスに基づいたボディワークなどがあります。そして、フルサイズモデルと同じデザインの新しいグラフィックが、新型 TC 85にモダンで統一感のある外観をもたらしています。
新型TC 85は、ジオメトリが改良された新しいフレームにより、ハンドリングと安定性が大幅に向上しています。フルサイズ マシンの構造をフィードバックして、よりバランスの取れたシャシーとするために以前より16mm短くなった新しいWP製XACTショックアブソーバーが上部フレーム チューブに取り付けられています。この設計により、TC 85の安定性が向上し、荒れたトラックや大きなジャンプで大きなメリットが得られます。さらに、ステアリング ヘッド アングルを0.5度減少させ、シャシーの中心に6mm近づけたことで、特にコーナー脱出時のコーナリング性能が向上しました。
85ccの2ストロークエンジンは、いくつかの新しいコンポーネントを採用し、最高速度を犠牲にすることなく、低中速域でより強力なパワーを発生します。アップデートには、新しいシリンダーヘッド、スパークプラグ、イグニッション、エキゾーストが含まれ、改良されたエンジンに合わせてKeihin製キャブレターのセッティングが調整されています。また、エンジンはフロント側を3度上向きに回転させたことで、重量がより効果的に分散され、コーナリングとジャンプでのフィーリングが向上しました。
新しいスイングアームは、鋳造プロセスの改良により300g 軽量化されています。新しいフレーム、WP製XACTショック、スイングアームを組み合わせることで、TC 85の全体的な高さを低減しました。新しいエルゴノミクスに基づいたボディワークとともに導入されたこれらの変更により、ライダーは ライディング中の動き易さが向上し、高まったコントロール性で自信を持って競争することが可能です。さらに、新しいフットレスト、ハンドルバー、低められたシートによって構成された最新のライダートライアングルにより、ライディングエクスペリエンスがさらに向上し、新型TC 85は驚くほどリラックスして乗りこなせるようになりました。
■テクニカルハイライト
- 低中速域のパワーを大幅に向上した改良型エンジン
- ジオメトリを改良し、安定性とハンドリングを向上した新型フレーム
- 鋳造プロセスの改良により300g軽量化と剛性を最適化した新しいスイングアーム
- サスペンショントラベルを縮めた新しいWP製XACTリアショックによりバランスと安定性を向上
- フルサイズマシンをスケールダウンし、ヤングライダーに適合するようエルゴノミクスに基づいて設計した新しいボディワーク
- フルサイズモデルと同じデザインの新しいグラフィックを採用したモダンで統一された外観
- 軽量で最適化されたパフォーマンスを提供するアジャスタブル機能付きWP製XACTフォーク
- 卓越した直線安定性と優れたトラクションを提供するMAXXIS MAXXCROSS MX-ST タイヤ
- 様々な状況で最大のパフォーマンスと信頼性を実現する2種類のエンジンマップ
- 優れた制動力を実現するFormula製ブレーキと Galfer製ディスク
- 一貫した動作と耐久性を提供するMiba製油圧クラッチシステム
- 最高の快適性とコントロール性を持つハイグリップシートカバー
- ブラックのExcel製リムとCNC加工ハブにより、バネ下重量の低減と優れた強度を実現
- プレミアム コンポーネント採用による卓越したパフォーマンスと耐久性を実現